先週秋晴れの好天日に気持ち良く運転しながら岐阜の高校に行ってきました。授業ではなく主に生徒たちと懇談するためです。年に数回訪問していますが、しっかりあいさつのできる明るい雰囲気の学校です。先生方ともよく打ち合わせます。懇談会では多くの生徒たちと最初は真面目に話していたが、楽しくやろうと思い冗談をどんどん言って笑わせました。今が青春真っ只中という顔を見ていると私も元気になります。後半は一語一笑を目指して突っ走りました。人気番組のＭＣみたいに喋りっぱなしでしたが、楽しかったので疲れなかったです。

　この学校は全国大会常連の運動部がいくつもあり、校舎には全国大会出場の横断幕が掲げてありました。春休みに訪問した際はあるクラブの部室を見せてもらいました。そこには精強無比のスローガンに合致したような手入れされた道具が整然と並んでいました。

　行ったことはないですが大阪桐蔭高校野球部も整理整頓は素晴らしいと聞きますし「野球で生きていく」というぶれない覚悟が強さの根底にあります。強くて特別な存在になるには圧倒的な準備なくして成功はあり得ないので、あれだけ練習するのですね。今回も一部でしたが激しい練習を見学しました。

　その一方で校舎近くの屋外コートではまだ下校しない男女の生徒たちがバレーボールで遊んでいました。３年生は受験モードですが２年生はまだ気楽かもしれません。そして残暑もなく涼しかったので気分上々楽しそうでした。私も一緒に猿叫を出してハッスルしました。

　大きく手を振り別れて帰る時、引き出しの多さが話に説得力をもたらすのでもっと勉強しないといけないと反省したのと、生徒たちの今までの努力の上にすてきな花が咲き、熟した実がなるよう祈念しながら駐車場に向かって見上げた時、「ただ一灯を頼め」の格言を思い出させるような夕日でした。何か一つでも得意なものがあれば、それが生かされるときが必ずくると信じて、馬車馬のように働いて働いて働いて参ります。