豊橋にコウノトリ飛来 市内の鈴木さん発見

2026/09/11 00:00(公開)
豊橋市内で目撃されたコウノトリ(鈴木さん提供)
豊橋市内で目撃されたコウノトリ(鈴木さん提供)

 豊橋市内で9日、国の天然記念物コウノトリがたたずんでいるのが見つかった。豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)の担当者は「この辺りでは大変珍しい」と話している。

 

 見つけたのは市内の鈴木克さん(74)。9日午前7時頃、市の委託でイノシシを駆除するためにのんほいパーク周辺を車で巡回していたところ、見慣れない鳥を見つけた。狩猟歴が長く、タンチョウヅルなどは何度も見ているが、大きさが違うので「ひょっとしてコウノトリでは」とスマートフォンで撮影し、東愛知新聞社に届けた。

 

 本紙がのんほいパークに鑑定を依頼し「コウノトリで間違いない」と連絡があった。担当者によると、2019~24年にかけて、湖西市や浜松市で「きずな」と名付けられたコウノトリがたびたび目撃され、話題になった。人なれしており、浜松市動物園で巣作りする姿も見られたという。

 

 動物園の担当者は「写真には写っていないが、足環を調べればどこで放鳥された個体か分かる。見つけたら、そっとしておいてください」と話した。

 

 コウノトリはかつて日本全国に生息していたが、乱獲や農薬汚染による環境悪化で激減し、1971年に国内の野生個体群が絶滅した。兵庫県豊岡市を中心に人工増殖と生息環境の再生が進められ、2005年に初の放鳥が実現した。

 

後ろ姿(同)
後ろ姿(同)
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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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