豊橋のさくらピアで「防災タイム」 利用者ら避難経路を再確認

2026/09/23 00:00(公開)
アンケートに答える利用者ら(提供)
アンケートに答える利用者ら(提供)

 豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」はこのほど、恒例の「防災タイム」を設けた。会合や各種講座などで期間中に来館した全員が避難訓練を体験し、避難経路などを再確認した。

 

 施設は豊橋障害者(児)団体連合協議会が運営する。毎秋、防災の体験会や学習会を開くほか、9月前半の2週間を「防災タイム」として館内の避難経路などの安全を職員と利用者が一緒に考えている。スムーズな避難を目指すとともに、移動中に気付いた点をアンケートなどで職員に報告し、改善に生かす。10回目の今年は49グループ計430人(障害者170人、その他260人)が参加した。

 

 午前11時半、午後2時45分、同8時に訓練放送を流した。利用者は職員の誘導なしで活動中の部屋から避難経路を確認しながら1階ロビーに移動した。今回は、熊本地震時のショッピングモールのガス爆発事故を受け、ガス漏れの想定を採り入れた。参加者はプロパンガスボンベの場所や都市ガスの室外機の場所を教わり、室内階段を使って移動した。

 

 参加者は「定期的な防災タイムで心構えができる。アンケートで防災についての見直しができる」などと話した。アンケートには「避難バルコニーのストッパーの視認性向上の必要性」「各部屋のモニターに死角がある」「プロパンガスボンベの場所が確認できた」などの意見が寄せられた。さくらピアの担当者は「いつ何が起こるか分からない。発災時に安全に避難できるよう、落ち着いて行動してほしい」と話した。

 

 さくらピアでは10月3日午前10時から正午まで、「減災おさらい塾」を開く。豊橋市福祉政策課職員とさくらピアの本田栄子事務長が講師を務め、防災対策の変わる常識と変わらない備えを学ぶ。定員30人(先着順)、無料。講座終了後には避難訓練も予定している。

 

避難経路の説明を受ける利用者ら(提供)
避難経路の説明を受ける利用者ら(提供)
続きを読む

購読残数: / 本

この記事は登録会員限定です
この記事は有料購読者限定記事です。
別途お申し込みをお勧めします。

田中博子

 愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。

最新記事

日付で探す