2年間の解体修理作業を終えた椿椿山作「渡辺崋山像」(国指定重要文化財)を初公開する企画展が、田原市博物館で開かれている。関連資料のほぼすべてを網羅した重要文化財や美術品などが並ぶ。12月6日まで。
博物館所蔵の崋山像は2024年度から2年間、国の補助を受けて本格的な解体修理が行われた。1853年の作品で、今回は70年ぶりに刷毛(はけ)の一部などの異物を取り除くといった入念な修復が施された。崋山像の隣には下書きの画稿も展示されている。
修理後の初公開に合わせ、崋山関連の重要文化財34点と重要美術品6点などを集めた。山形県指定文化財「警澗野雉図」「足利遊記」も41年ぶりにゆかりの地で公開された。また、個人と静岡県立美術館がそれぞれ所蔵し、もとはセットだった椿山の代表作「山海奇賞図」「山海奇賞図巻」が約130年ぶりにそろった。会期中に巻替えがある。
会期中の24日午後1時半から、崋山像を修理した佐伯勇成さん(半田九清堂)が今回の修理作業について講演する。11月14日は前国立美術館長の山梨俊夫さんが「風景画に見る渡辺崋山・椿椿山」について語る。
月曜休館、観覧料は大人500円、小中学生250円(ほの国こどもパスポート提示で無料)、11月27日の「あいち県民の日学校ホリデー」は無料になる。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。