「即実行」で利益を勝ち取る プロ・スパーの鈴木社長に学ぶスピード経営 田原JCが公開講演会

2026/10/10 06:00(公開)
スピード経営の本質を説く鈴木社長=田原市産業会館で
スピード経営の本質を説く鈴木社長=田原市産業会館で

 田原青年会議所の公開委員会が8日夜、田原市産業会館であった。蒲郡市の水産加工会社「プロ・スパー」の鈴木裕紀社長が、中小企業の勝ち筋となる「スピードは価値の経営」をテーマに講演した。

 

 鈴木社長は地元漁港に揚がる「メヒカリ」の販路拡大を手掛け、深海魚ブームの火付け役として知られる。利用度の低かった魚介類に付加価値を乗せて差別化し、利益率を同業他社の50倍に高める戦略などで注目を集めている。

 

 講演では「視座を高く保つ」「実行に移す」とともに「やり切る」という循環を整え、先行者利得をものにすることがスピード経営の本質だと説明した。鈴木社長は「迷う時間こそ無駄だ。アイデアはすぐ実行、走りながら修正するのが肝心だ。失敗は次へのスキルアップにつながる」と恐れず前進することを勧めた。

 

 地域経済を担う経営者らには「全国や世界に視野を広げた事業の成果を地域に還元すれば、愛着もまた深まる。3~5年先の強みを意識的に作ることで稼ぐ仕組みを整えられる」と助言した。

 

 講演会は会員ではない市民の参加も可能な公開委員会とした。田原JCの河合佑紀理事長は「若い経営者同士で学びと出会いを共有したい」と説明した。 

 

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加藤広宣

愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。

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