アジア大会の競泳男子400㍍個人メドレーで、豊川高校3年の小島夢貴選手(17)が優勝した。入学時に「アジア大会の代表になる」と誓った約束を果たした。堀江剛一監督(43)が「アジアで一番苦しんだのでは」と語る苦悩の日々があった。
東京都出身。中学3年時に全国大会で優勝したが、レベルアップを求め、堀江監督らに「世界一を目指すなら豊川で」と勧誘された。
主要大会で思うような結果が出せず、2年時は腰も痛めた。昨年12月の強化合宿ではレベルの高い練習に心身ともに限界を感じ「しんどいです」と漏らしたが、頭にあった堀江監督の「二流は自分を止められない。でも一流は無理な時には自分を止められる」という言葉に従い合宿を離れ、水泳から距離を置いた。
同月下旬、自ら練習再開を申し出た。堀江監督は「目の色が変わった」と振り返る。1月から本格的に指導を受け、取り組みたい練習を相談して進むべき道筋が明確になり復調。6月の日本選手権、8月のパンパシフィック選手権では200㍍背泳ぎで優勝した。
今大会直前、堀江監督が伝えたのは「いつも通りの競泳」だ。200㍍は松下知之選手に次ぐ銀メダル。リベンジを目指した400㍍は序盤に約2秒差をつけられたが、得意の平泳ぎで追い上げ、自由形の残り50㍍で逆転した。
大会期間中には、来日中の世界記録保持者でパリ五輪4冠のレオン・マルシャン選手(フランス)と対面した。「また会えるのを楽しみにしています」などと声を掛けられたという。堀江監督は「次は世界一。そこに行くために最初から練習している」と述べた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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