豊川の国府高校で“ながらスマホ”の危険性を実証実験

2016/11/12 00:00(公開)
“ながらスマホ”の自転車運転の実証実験に臨む篠原さん㊥=国府高校で
 豊川市の国府高校(恩田やす恵校長)で11日、愛知工科大学(蒲郡市西迫町)工学部情報メディア学科の小塚一宏教授と学生による“ながらスマホ”の危険性を訴える講演が開かれた。1、2年生639人が、スマートフォンや人気ゲームアプリ「ポケモンGO」の操作による交通安全上の恐ろしさを体感した。
 小塚教授は専用機器を使った視線計測によってデータを割り出し、自転車運転中や歩行中のスマートフォン操作における視覚や注意力の低下、危険察知の反応の鈍化などを実証してきた。
 篠原岳さん(2年)は小型カメラ付きのヘッドフォンを装着して自転車にまたがり、他の生徒らが歩いて行き交うコースを走行。①手に何も持たない②スマホを手にライン(無料通信アプリ)を操作②スマホを手にポケモンGOをプレーの3パターンで試走した。
 小塚教授は、スマホを操作すると視線が画面に集中して通行人が見えづらい状況を説明し「特にポケモンが出てくると一気に画面に集中してしまう。運転中という意識が希薄になり、非常に危険」と訴えた。篠原さんも「スマホばかり見て、歩行者がどう動いているのか分からなかった」と振り返った。
 この日はユタカ豊川自動車学校の藤原康正副校長が自転車シミュレーターを使ってスマホ操作の危険性を解説したり、県警専従の自転車部隊・B-Forceによる実演も行われた。
 国内ではスマホ操作が原因の交通事故が多発し、先月26日には一宮市で小4の男児がポケモンを操作しながら運転していた男のトラックにはねられ死亡した。
(由本裕貴)
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