現代フランス画壇を代表する画家の一人として活躍、2022年に79歳で死去した豊橋市出身の松井守男さんを紹介する長編ドキュメンタリー映画「コルシカのサムライ 愛を描く」(仮題)の海外映画祭への出品などを目的に3月8日から募っていたクラウドファンディング(CF)が6月30日に終了。目標額を大きく上回る1104万6000円の寄付が集まった。
1967年武蔵野美術大学卒業後に渡仏。コルシカ島にアトリエを構え日仏での創作活動を続け、2003年レジオンドヌール勲章を受けた。「光の画家」と呼ばれ、国内外で精力的に作品発表を続けた。映画は松井さんの作品と生き様を後世に残そうと実行委員会が制作。15年間撮り続けた膨大な映像資料やインタビューなどで構成し、来年末の国内公開を目指している。
今回のCFは英語版、日本語版の制作を目標に立ち上げ、第1弾の目標額500万円は達成。続いて、来年のカンヌやニューヨークなど海外の映画祭へ出品するための活動資金を確保しようと、ストレッチゴールとして700万円を目標にした第2弾を6月30日までの期日で実施し、これも残り12日の時点で達成したため、1000万円の目標額を再設定した。
プロデューサーの村山若葉さんは「始める前は制作費の500万円を達成できるか不安でしたが、終わってみれば目標額の221%を達成することができました。多くの方々に励まされ、勇気付けられる日々でした。松井画伯の光の絵画を一人でも多くの方に観てもらいたい、明るく愛に満ちた人間性や信念を貫き通した生きざまを後世に伝えたいという私たちの思いに共感いただき厚く御礼申し上げます。温かいお気持ちをエネルギーに変え、映画を完成させます」と感謝した。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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