「手筒花火の持ち手が逆ではないか」との指摘が出ていた豊橋市制120周年記念のロゴマークについて、豊橋市は10日の市議会本会議で「デザインは修正しない」という方針を示した。近藤修司氏の質問に対する答弁。
近藤氏は30年以上、手筒花火を揚げている。その経験から、右手と左手の上下を非常に気にすると強調。祭りの関係者からも指摘が相次いだと明かした。そのうえで1年間使用する大切なロゴなので「変えられるものなら変えてほしい」と要望した。
市側は「あくまで作者が手筒花火をイメージしたデザイン。作品の文字や絵柄の形状、位置などには作者の思いが詰まっている」として変更しない考えを示した。
近藤氏は作者への尊重には理解を示しつつ、長坂尚登市長に「手筒を揚げたことはあるか」と質問。長坂市長が答弁に立ち、変更は「デザイナーへのリスペクトに欠ける」として修正しない考えを改めて示した。
近藤氏は取材に「せめてデザイナーの意向を確認すべきではないか」などと話した。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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