新城市は11日、10月から市役所開庁時間を短縮し、午前9時~午後4時とすることを、市議会3月定例会の一般質問で明らかにした。
現行の開庁時間は午前8時半~午後5時15分。市は、職員の勤務時間と開庁時間が一致していることから、働き方改革の一環としてこれを改める。対象は市役所と鳳来、作手の各支所、保健センター。窓口対応時間を短縮するが、直通電話の受け付けと職員の勤務時間は変更しない。同時にコンビニでの証明書交付や各種手続きのオンライン申請を拡充させるという。
昨年9~10月の来庁者調査で1万5934人のうち88・7%にあたる1万4135人が午前9時~午後4時に市役所へ来たことを参考にした。
開庁時間の変更について古瀬剛氏が質問した。市は、短縮した時間を業務改善や政策立案に充て、時間外勤務の削減や光熱費の抑制を図る。変更後は午前8時半~9時と、午後4時以降の利用ができなくなるため、「出勤前や仕事終わりに利用する人が不便になる可能性がある。半年間の周知期間を設けて知らせたい」と述べた。
開庁時間短縮の動きは、東三河の各市でも広がっている。蒲郡市では、市民サービスの向上と職員の働き方改革を目的に、5月7日から市役所と保健医療センターの窓口応対時間を午前9時~午後4時半に変更する。
市人事課によると、昨年4月から12月の実績で、午前8時半~9時と午後4時半以降に市民課窓口を利用した人は全体の平均6・6%にとどまった。窓口業務を担う14課へのヒアリングも踏まえ、今回の短縮を決定した。
午前8時半~午後5時15分の電話応対をはじめ、午前8時~午後6時の開庁、閉庁時間、職員の勤務時間は変更しないとしている。
一方、これに先駆けて2月2日から受け付け時間を変更したのは田原市だ。同市も蒲郡市と同様の理由に加え、職員の勤務時間と窓口時間が同一だったことで発生していた、準備や後片付けに伴う時間外勤務の削減などを目的としている。
また、証明書のコンビニ交付やオンライン申請の普及を促し、市民、職員双方が時間や場所に縛られずに手続きできる環境づくりを推進する狙いもある。
同市人事課によると、変更から1カ月が経過したが市民からの苦情はなく、今後は空いた時間を活用して窓口サービスの改善に努めるとした。
そのほかの自治体では、豊川市が「検討中」としている。一方、豊橋市は、窓口時間の短縮により、本来の時間帯に利用していた市民が来庁しづらくなり、サービス低下につながる恐れがあるとして、慎重な姿勢を見せつつも、課題解決に向けて調査を継続しているとした。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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