アジア・アジアパラ大会のメダルは都市鉱山で

2026/06/12 00:00(公開)

名付けて「リサイクルメダルプロジェクト」

 「愛知・名古屋アジア・アジアパラ競技大会組織委員会」は、今秋の大会に向け、都市鉱山=ことば=からリサイクルされる金属を入賞メダルの製造に活用する「リサイクルメダルプロジェクト」を推進している。持続可能な開発目標(SDGs)や循環型社会の促進を目的としており、自治体と連携した取り組みを通じて大会の機運を醸成し、大会レガシーとすることを目指す。

 組織委員会が目標として掲げるメダル製造に必要な地金の概算重量は、金1・85㌔、銀976㌔、銅518㌔。参加自治体には、回収した小型家電などがリサイクルプロセスを経て、組織委員会が契約するメダルの材料製造事業者へ提供されることが要件として求められている。回収の対象となるのは携帯電話、スマートフォン、パソコンなどの小型家電で、回収場所は市役所や区役所、総合スーパー、環境事業所などが想定されている。ただし、具体的な回収場所や対象品目、排出時の個人情報管理やバッテリーの取り扱いに関する注意事項は各自治体によって異なる。回収は7月に終了、8月以降に全体の回収量が公表される。

 組織委によると、今月5日現在で参加が決定している自治体は、名古屋市、豊橋市、新城市、岡崎市など18市9町。組織委員会は現在も広く参加自治体を募集している。

 メダルのデザイン案は3~4月に公募され、11日に発表された。

組織委員会の資料から生成
組織委員会の資料から生成

都市鉱山

 使用済みのスマートフォンやパソコン、家電製品の中に含まれる金、銀、銅などを鉱山に見立てる考え方。鉱石から金属を採掘するのに比べて、はるかに高い濃度で効率よく回収できるというメリットがある。「東京2020オリンピック・パラリンピック」では、回収された金属のみで計約5000個のメダルすべてが製造された。

 

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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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