県は22日、マダニを媒介とする感染症の重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者が、県内で今年に入り8人確認されたと発表した。前年の年間発生数である7人をすでに上回っている。前年はゼロだった新城保健所管内では、3人の患者が報告されており、一層の警戒が求められている。
県によると、新城で確認された患者は、5月20日に届け出があった70代女性、6月2日の90代女性、今月22日の70代男性。いずれも農作業や除草作業などの屋外活動中に感染したとみられており、発熱やだるさ、食欲不振、血小板減少などの症状を訴えている。ほかの5人の患者はすべて豊田市保健所管内。
全国では2021年以降100人超の患者が発生しており、昨年は191人。今年は今月12日までに104人の患者が確認された。
SFTSは、主にSFTSウイルスを保有するマダニにかまれることで感染する。潜伏期間は6日から2週間程度とされ、発熱や吐き気、下痢などの消化器症状に加え、頭痛や筋肉痛、血小板の減少といった症状を引き起こす。致死率は10~30%程度に達するとされており、極めて重篤化しやすい。
県は本格的な夏を迎え、農作業やレジャーなどでマダニが生息する草むらや藪に入る機会が増えるとして、広く県民に注意を呼び掛けている。具体的な予防策として、長袖や長ズボン、足を覆う靴を着用して肌の露出を抑えることや、成分にDEET(ディート)やイカリジンを含む虫除け剤を適切に使用することを推奨している。また、屋外活動後には入浴してダニにかまれていないかを確認し、万が一かまれていた場合は無理に引き抜かず、皮膚科などの医療機関で除去や洗浄の処置を受けることが重要だという。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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