豊橋総合動植物公園(のんほいパーク)で、コウベモグラを飼育・研究展示する新施設「モグルーム」の一般公開が始まった。5日には公開を記念した特別ガイド「モグルームとモグラの研究」もあった。
モグラ類を常設展示する施設は全国の動物園・水族館でも珍しく、日本動物園水族館協会に加盟する園では他に「多摩動物公園」(東京都日野市)と「アクアマリンふくしま」(福島県いわき市)のみという。
4年前からモグラの展示を見据えた飼育と研究を重ねてきた。警戒心が強く非常に繊細なうえ、飼育下での繁殖例がほとんどないため、野生個体を自前で捕獲する必要があるなど飼育自体が極めて困難とされる。現在、モグルームでは園内で捕獲されたコウベモグラ3匹が展示されている。
新施設は「研究所や実験室」をイメージして設計された。通常は隠されるバックヤードをあえて見せる構造になっており、研究や日常の飼育・試行錯誤の様子を間近に観察できる。
特別ガイドでは、動物研究員の伴和幸さんが解説を担当した。モグラが昼夜を問わず活発に活動する様子を紹介したほか、岐阜大学と共同開発したスマートフォンに捕獲を知らせる「通知機能付き捕獲器」など、最新の共同研究成果を分かりやすく説明した。
今後も大学などとの共同研究を通じて、生態解明と展示内容の更新を続けていくという。伴さんは「モグラは幼稚園児でも知っている身近な動物だが、分かっていないことだらけ。その不思議な魅力に気づき、面白さにワクワクしてほしい」と語った。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
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