橋本聖子参院議員が吉田塾で講演 「スポーツを通じた社会開発」をテーマに

2026/09/06 00:00(公開)
講演する橋本氏=山本事務所で
講演する橋本氏=山本事務所で

 若手経営者らの勉強会「吉田塾」(塾長、山本明彦元副金融担当相)の第188回例会が25日夜、豊橋市西松山町の山本事務所で開いた。日本五輪委員会(JOC)会長の橋本聖子参院議員が「スポーツを通じた社会開発」をテーマに講演した。間もなく開幕するアジア大会に向け、地域への波及効果やスポーツを通じた平和外交の意義を語った。

 

 北海道出身。冬季スケート、夏季自転車で五輪に計7度出場した。1992年アルベールビル冬季五輪女子1500㍍銅メダリスト。95年参院議員初当選(6期)。五輪相や東京五輪組織委会長を経て今年6月にJOC初の女性会長に就任した。

 

 全国を回る中で「健全な青少年の育成をはじめ、スポーツの力への期待を強く実感した。現代のスポーツは見る、する、支えるだけでなく、自ら創りつなげていく時代」と強調した。

 

 アジア大会は、選手村を設けず名古屋港でクルーズ船やコンテナを宿舎とする。「人手不足や資材高騰で予算は膨らんでいるが、削減ばかりでは駄目だ。スポーツは観光や食、農工業と融合でき、他産業を邪魔しない。ものづくりの街である愛知ならではの新しい価値観を発信できるコンテンツを生み出していきたい。再び日本で国際大会を開きたいと思われるようサポートしたい」と述べた。

 

 自身も1994年広島アジア大会の自転車競技で銅メダルを獲得した経験に触れ、選手に向けては「スポーツを通じて何ができるか気付いてほしい。メダル数が全てではないが、次につながる成果を」と激励した。

 

 アジア大会の魅力について「五輪以上の規模があり、テコンドーやカバディなど普段目にしない競技に触れる機会になる」と紹介。北朝鮮が約100人規模の選手団を派遣する方針にも言及し「スポーツは平和の祭典。平和外交を通じた諸問題解決のきっかけにしたい」と期待を寄せた。

 

 桜丘高校出身で大会アスリート委員長を務める谷本歩実さんらの小学校巡回活動を紹介し「県内の盛り上がりを感じている。しっかり次世代につながる大会にしましょう」と結んだ。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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