「世界マスターズ陸上競技選手権大会2026」(韓国大邱スタジアム、8月22日~9月3日)の男子3000㍍障害M40クラス(40~44歳)で、豊橋市立吉田方中学校教諭の河野宏樹さん(41)が初優勝した。国際大会初出場での快挙となった。
レースは序盤、1000㍍通過が3分30秒の超スローペースで展開。「ラスト勝負になれば実力のない選手が勝ってしまうこともある」と直感した河野さんは、残り2000㍍で一気にロングスパートを仕掛けた。後続のフランスの選手との差が一時3秒差まで縮まり「抜かされるんじゃないか」と思ったが、ラスト2周で再びギアを上げ、最終的に8秒差をつける9分42秒38でゴールした。目標の日本記録(9分32秒77)の更新はできなかったが「思っていたパフォーマンスは出せた」と手応えを語った。
普段は特別支援学級を担任する体育教員だ。家に幼い子どもがいる。日課は子どもが起きる前の午前5時頃から行う1日約1時間の自主練習。河川敷や山道を黙々と走り込んできた。出発前、教室で生徒たちに「世界マスターズ優勝」と宣言していたといい「いい報告ができそう。びっくりするのでは」と笑顔で語った。
10歳から陸上競技を始め、愛知駅伝(市町村駅伝)にも豊橋市代表で出場した。3000㍍障害は16歳で始めた。「自分は大学や高校の全国大会で優勝できたわけではない。続けることの大切さや、背中で『やったらできる』ということを伝えたい」と話した。
今後の目標は「一般の部でも大会に出場して好成績を残したい。45歳になった時に世界マスターズで優勝を目指したい」と語った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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