豊川市中心部を東西に走る「県道国府馬場線」(姫街道)の豊川町にある「姫街道踏切」のアンダーパス化(立体交差化)工事について、東三河建設事務所はこのほど、工事のスケジュールを公表した。用地確保や工事が順調に進んだ場合、17年後の2043年に完成するという。
この踏切は、JR飯田線と名鉄豊川線が通っている。電車が通る本数は1時間あたり上下計16本前後に上る。さらに車の交通量も多く、恒常的な渋滞が発生しており、通過に10分以上かかることもある。
計画は1965年にスタートしたが、国鉄の民営化や地域住民の反対などがあり停滞していた。2021年に県が完成予想図を公表し、事業化への一歩を踏み出した。
工事は、現在の道路の南側に仮設道路を造り、その後、アンダーパス化工事を進める。スケジュールでは、32年頃までに用地を確保し、32年前後で仮設道路を造り、その後、約10年間かけてアンダーパス化の工事を行い完了する。
示されたスケジュールは、用地確保が順調に進むこと、予算が確保できること、工事にトラブルがなく順調に進むことなど、すべてがそろったことが前提で、予定よりも遅れる可能性がある。用地確保一つとっても、1人でも反対者が出れば工事が停滞し、完成が遅れることはよくある。
近年は用地確保の動きの一つとして、道路に隣接していた宮地病院が移転した。着実に事業が進んでいることが、目に見えて分かる。担当者は「スケジュールは最速のもので、これよりも早くなる可能性はほぼない。今後は用地確保の交渉などもあるが、事業が順調に進むよう、しっかりと取り組んでいく」と話す。全体的な事業費規模については、今後の工事費の上昇などの可能性があり、現段階では見通せないという。
購読残数: / 本
1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
週間ランキング
日付で探す