発泡スチロールに代表されるポリスチレン製の各種製品を製造している当社の新しい取り組みとして、熱可塑性ビーズ発泡ポリウレタン製の車椅子用ノーパンクチューブ「エアリー」、握力維持用具「グリップセイブ????」などを製造する山口化成工業(松倉利夫社長)を紹介します。
発泡スチロール製の梱包(こんぽう)緩衝材を製造する当社にとって、業界全体が縮小傾向となっていることは大きな危機感を持つ契機となった。誰もが願う「健康で長生き」。発泡ポリウレタンを使用した熱可塑性ビーズ発泡ポリウレタン製の車椅子のノーパンクチューブ「エアリー」の開発を足掛かりに介護福祉分野に参入した。
車椅子のタイヤも、普通のチューブタイヤと同じくパンクをすることがあり、利用者に大きなストレスを与える。当社の技術で開発した「エアリー」は、空気チューブのタイヤと同等の乗り心地を実現しており、車椅子の国内トップメーカーに採用されている。
このほか、「グリップセイブ????」も、多くの高齢者に利用されている。握力は健康のバロメーター。高齢者の握力低下と死亡率の上昇に関する相関性が認められており、「にぎトレ」による高齢者の健康維持は確かな効果がある。
なお、現在でも主力製品である発泡スチロールは、石油由来の緩衝材であることに間違いはなく、言い方を変えると気泡を含ませたポリスチレンである発泡スチロールは体積の約98%が空気であるほか、そのリサイクル率は94%に達している。マテリアルリサイクル率が50~60%とされるだけに、発泡スチロールの環境に及ぼすイメージは大きく変わるだろう。
購読残数: / 本
週間ランキング
日付で探す