東三河4市で聖火リレー アジア競技大会へ50人が思いをつなぐ

2026/08/30 11:00(公開)
沿道の声援を受けながら走る大久保さん=田原市で
沿道の声援を受けながら走る大久保さん=田原市で

 「第20回アジア競技大会」の自治体聖火リレーが29日、東三河4市であった。名古屋市で採火され、トーチにともされた聖火を豊橋市を出発点に総勢50人のランナーがつなぎ、それぞれのまちを駆け抜けた。

 

 聖火は尾張と三河の両地区に分けた2コースでリレーした。東三河ではこの日、豊橋市を出発し、田原、新城、豊川の4市で計30区間を走った。

 

 豊橋市は改修したばかりの「こども未来館ここにこ」で、長坂尚登市長から桃月なしこさん(市魅力アンバサダー)にランタンの種火をトーチに移して出発した。中心街を経て松葉公園を目指す約800㍍を9人が走った。

 

 田原市は、先頭の大久保佳代子さん(市ふるさと大使)が三河田原駅前の複合商業施設「ララグラン」をスタート、沿道の声援に応えながら続く走者へトーチキッスでつないだ。

 

 新城市はお笑い芸人のマヂカルラブリー村上さん(市観光大使)を筆頭に、この日最多となる13区間を16人で走った。最終の豊川市では、俳優の渡辺いっけいさん(とよかわ応援大使)ら14人が夕暮れ時の市陸上競技場周辺で無事、トーチリレーを終えた。

 

 田原市第6区走者の柳田はるかさん(40)は市の公募で参加した。視覚障害を持ちながら音楽活動でも活躍、市の応援サポーターも務める。沿道からの声援に「感動で泣きそうだった。『目が見えなくてもできる』と知人の後押しで応募した。今ここにいられることに感謝して走った」と振り返った。

長坂市長とトーチに点火する桃月さん=豊橋市で
長坂市長とトーチに点火する桃月さん=豊橋市で
車椅子で走り切った小林さん=豊橋市で
車椅子で走り切った小林さん=豊橋市で
車椅子で走るのは中学以来という尾原さん=田原市で
車椅子で走るのは中学以来という尾原さん=田原市で
市町村駅伝で中学代表だった中高生4人=田原市で
市町村駅伝で中学代表だった中高生4人=田原市で

桃月なしこさん(豊橋市第1走者)

 

 第一走者が私で大丈夫なんだろうかという不安や緊張があったが、ファンが応援に来てくれて、緊張がほぐれた。皆さんのおかげで何とか走り切れた。

 

小林咲貴さん(豊橋市第2走者)

 

 友達や学校の先生ら、思ったよりたくさんの人が応援に来てくれて、頭の中が真っ白になった。少しは新しい自分になれたと思う。

 

尾原夢都さん(田原市第4走者)

 遺伝性痙性対麻痺(いでんせいけいせいついまひ)で10年以上車椅子で生活している。中学まで車椅子陸上に取り組んだが受験で休止している。小学校の恩師など、お世話になった人の声援に感動した。

 

徳原佑真さん(田原市第8走者)

 昨年度の市町村対抗駅伝で中学代表メンバーに選ばれた男女4人で走った。トーチが重かったので姿勢を保って並走できるか不安だった。たくさんの声援があったおかげで気持ちよく走れた。

村上さんとトーチキッスする小田万梨子さん=新城市
村上さんとトーチキッスする小田万梨子さん=新城市
声援を受けながら力走する長坂英司さん=新城市で
声援を受けながら力走する長坂英司さん=新城市で
競技場をスタートする渡辺さん=豊川市
競技場をスタートする渡辺さん=豊川市

マヂカルラブリー村上さん(新城市第1走者)

 

  皆さんの声援が身にしみました。おかげで足が動けました。聖火ランナーが楽しみで役割を快く引き受けました。

 

渡辺いっけいさん(豊川市第1走者)

 

 沿道に同級生らが駆け付けてくれた。豊川市民の代表としての責任を感じながら走った。年齢のせいか少しトーチが重く感じた。

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