豊川市が「佐奈川堤の桜」保全・再生プロジェクト 桜の名所の再生目指す クラウドファンディングも

2026/08/24 00:00(公開)
伐採された切り株=佐奈川沿いで
伐採された切り株=佐奈川沿いで

 豊川市は、桜の名所「佐奈川堤の桜」の保全・再生プロジェクトを今年度から始める。2030年度までの5年かけて、美しい桜の景観を復活させる。

 

 1951年頃に河川改修の完了を記念してソメイヨシノが約800本植樹された。75年が経過し、倒木や老木化などを理由に伐採を続けており、現在は約570本まで減った。残る約8割も樹勢が衰えており、倒木などの危険があることから伐採を続ける計画だ。そこで計画的に植え替えを行い、往年の桜並木の満開の姿を取り戻す。

 

 この区間は堤防になっている。1997年の河川法改正で、堤防上に木を植えられなくなった。根が腐り、空洞ができることによって決壊につながる可能性があるためだという。以前からある木は対象外だが、植え替えられない。そこで河川管理者の県と協議し、堤防に影響のない場所へ新たな桜を植えていく。

 

 品種も切り替える。現状はソメイヨシノが中心だが、病気に強いジンダイアケボノを植える。ソメイヨシノよりも少し小ぶりだが、満開の桜を同様に楽しめる。

 

 区間は開運橋から荒古橋までの約1・2㌔。姫街道の北側で、イオン豊川開運通店などがあるエリアで行う。1億円余の費用を5年間で用意し、約150本を植える。主に衰弱した木の植え替えとなるが、間隔を整え、桜並木になるようにして、再び名所となるよう尽くす。

 

 市はクラウドファンディングを11月18日まで行い、個人や企業からの寄付を募る。個人はふるさと納税の制度を活用できるが、返礼品はない。豊川市民も制度を使える。問い合わせは元気なとよかわ発信課(0533・95・0260)へ。

「資金の支援をお願いします」と担当者
「資金の支援をお願いします」と担当者
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竹下貴信

1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。

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