「行きたいけれど、1人では行けない」。そんな人たちの出掛ける機会をつくろうと、高校生や企業、福祉施設、地域団体が協力し、障害児や高齢者が安心して外出できる取り組み「ともにかなえる居場所カフェ」が豊川市のコーヒーチェーン店で開かれた。
障害児は周囲への配慮から外食を控えがちで、高齢者は暑さによる外出への不安に加え「注文の仕方が分からない」と店に入りづらさを感じる人が多い。
こうした課題を受け、ユタカ豊川自動車学校が送迎用の車を提供し、県立宝陵高校の生徒が参加者に寄り添いながら交流をサポート。さらに放課後等デイサービス「ワーカーズコープにほ」、高齢者福祉施設「光楽苑」、豊川市まちづくりコーディネーター、材幸、とよかわこども食堂ネットワークなど多くの人が力を合わせた。
当日は、高校生5人、障害児6人、高齢者10人が参加。市内の子ども食堂スタッフ、椙山女学園大学の学生らがボランティアとして加わり「コーヒークイズ」「バリスタ体験」「コーヒー抽出体験」「オリジナルオーダーシート作り」などを行った。会場には「ありがとう」「楽しかったね」の言葉が何度も交わされ、世代や障害の有無を超えた交流が広がった。
とよかわこども食堂ネットワーク代表の木内史典さんは「外出を支えるだけでなく、地域には自分を支えてくれる人がいると感じられる時間になった。年齢や障害の有無に関係なく、誰もが安心して地域とつながれるまちとなり、『行けない』を『行ける』に変える支え合いが、地域の当たり前になってほしい」と話した。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。