佐久間からの緊急導水も検討へ 貯水率下がる豊川水系

2026/09/02 00:00(公開)
貯水率が下がる宇連ダム。堤体で説明する二宮課長㊨=新城市川合で
貯水率が下がる宇連ダム。堤体で説明する二宮課長㊨=新城市川合で

 豊川水系の水がピンチだ。水資源機構豊川用水総合管理所は1日、新城市川合の宇連ダムなどで報道陣向けに説明会を開いた。今月20日まで認められる佐久間ダム(浜松市天竜区)からの佐久間導水について、緊急導水の検討をしなければならない状況にあるという。

 

水資源機構が現地説明会

 

 豊川水系の貯水率は1日午前0時現在、宇連ダム2・7%、大島ダム37・3%、ダムと調整池全体で25・5%となっている。

 

 総合管理所管理課の二宮丈課長によると、宇連ダム地点の7~8月の降雨量は185㍉(7月135㍉、8月50㍉)にとどまり、2カ月間計は平年の約28%で、管理が始まった1968年以降で2番目の少雨となった。「今は農業用水の需要が高い時期なので、貯水量の減少スピードが早くなっている。田んぼの中干しの時期は終えたが農家が栽培する品種や地域で水の使い方が異なっている」と説明した。

 

 このまま雨が降らないと仮定した場合、宇連ダムが枯渇するのは今月20日以降、大島ダムは10月上旬の見込みという。

 

 また、佐久間導水は天竜川水系の佐久間ダムから、豊川水系の亀淵川への送水。今季は8月24日から本格化し、毎秒6立方㍍の水を送っている。協定により5月6日から9月20日までが期間と定められているため、今月下旬以降への対応も考慮しなければならないという。

 

 総合管理所の担当者は「歯磨きの際に水を出しっぱなしにしない、洗車を控える、といった日常生活での細かな節水行動が大切です」と協力を呼び掛けている。

佐久間導水=新城市池場
佐久間導水=新城市池場
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安藤聡

浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。

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