蒲郡市五井町でリフォーム業「木こりの与作」の小田浩正さん(50)は、同市平田町の月読神社に立つヤマモモの幹を利活用してくれる人を9月末まで探している。樹齢350~400年以上とされる古木で、空洞化による倒木の恐れから枝葉を切り落とし、現在は高さ5㍍、直径約1㍍の幹が残る。
ヤマモモは、市教育委員会が2000年発行した冊子「蒲郡の名木50選」の一つとして掲載されている。冊子によると、実をつけない雄株で、山間部に群落が見られるヤマモモが平野部の境内で大木に育ち、神社の林として守られてきたとしている。
小田さんは、神社周辺が小学校の校区だったこともあり、子どもの頃から友人とこの木の周りで遊んだ愛着から、自ら伐採を買って出た。伐採前は高さ約25㍍もあったが、幹の内部は人が入れるほど空洞が広がっており、3~4人で枝葉を全て落として倒れる心配のない状態にした。
今は枝などの一部をまきとして譲っている。ただ「樹齢も歴史もあり、名木50選の一つでもある。このまま、まきにするのはもったいない」として、買い手を募ることにした。活用法は自由。断面が美しく木工細工などに向き、二股に分かれた姿を生かせば室内に据えることもできると話す。
現物は境内で確認できる。価格は応相談で、運搬は買い手が手配するほか、小田さんに依頼もできる。買い手が決まり次第、根元から伐採して引き渡す。決まらない場合は9月末に伐採し、まきにすることを検討している。
小田さんは「地元で長年にわたり親しまれてきた木。ぜひ、どなたかに次へ生かしてほしい」と話している。
問い合わせは木こりの与作のホームページ=QRコード=か小田さん(0120・907・419)へ。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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