設楽町の田口鉱山跡から発見された新鉱物「堀石(ホリセキ)」の展示が、豊橋市自然史博物館で始まった。12月27日まで。県内で発見された4例目の鉱物だ。
堀石(学名Horiite)は、東京大学物性研究所の技術専門職員の浜根大輔氏らの共同研究グループが発見した。チタンやマンガンなどを含む希少なケイ酸塩鉱物の「ヘイトマン石」に酷似した外観をしている。電子顕微鏡などを用いた詳細な分析の結果、マンガンを中心とする八面体がシート状に配列し、その隙間に別の構造が挟み込まれており、これまでに知られていない新しい結晶構造を持つことが判明した。日本の鉱物学の発展と普及に尽力し、メディアでも「石の鑑定人」などとして活躍した堀秀道博士(1934~2019年)の功績をたたえて命名された。
設楽町の田口鉱山は、かつて非常に珍しいパイロクスマンガン石などを産出して世界的に注目された鉱山だが、1970年代に閉山した。現在は立ち入り禁止となっている。
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