【高校野球愛知大会】時習館、3年ぶり3回戦 マネジャー手製の4000羽の折り鶴とお守りが支え

2026/07/18 00:00(公開)
折り鶴を持つ松橋さん㊧と小久保さん=時習館高校グラウンドで
折り鶴を持つ松橋さん㊧と小久保さん=時習館高校グラウンドで

 「第108回全国高校野球選手権愛知大会」で時習館高校野球部は3年ぶりの3回戦進出を果たした。その原動力には、マネジャーが作りスタンドに飾られた「折り鶴」と、選手一人ひとりに配られた手製の「お守り」がある。

 

 初戦の名古屋工を7対0で下すと、2回戦の明和戦では3点ビハインドから見事に逆転した。

 

 快進撃を支えるのは、数十年続けられている折り鶴作り。今年はマネジャーの松橋由依さん(3年)、小久保茉耶さん(同)らが昨秋から練習後に計4000羽を折った。色言葉で「成長」を意味する緑を基調に、中央には選手たちに華やかに輝いてほしいとの願いを込めた「絢爛(けんらん)」、上下には彦坂祐志前監督の「Passion」、林泰盛監督の「Connect」という言葉をデザインした。大会後、これらは体育大会の伝統行事「ストーム」で燃やされ、次の代へと継承される。試合当日ベンチに折り鶴、スタンドに千羽鶴が飾られている。

 

 今春には「良い目が出る」「成長の芽が出る」との願いを込め、スコアボードなどをかたどったサイコロ型のお守りが選手たちに配られ、それぞれがバッグにつけている。佐藤優平主将(同)は「背中を押されるような気持ちになり、力が湧いてくる。僕たちにとって宝物」と語る。

 

 松橋さんと小久保さんは「試合のたび、選手一人ひとりの成長を感じる。選手たちを信じています」とエールを送った。18日の次戦は犬山。佐藤主将は「自分たちが積み上げてきた打撃や足を使った攻撃を徹底し、一戦必勝で戦い抜きたい」と意気込んだ。

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北川壱暉

 1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。

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