今枝宗一郎デジタル副大臣兼内閣府副大臣は10日、豊橋市多米町の光生会赤岩病院を訪れ、本格稼働している自律走行型搬送ロボット「AmuA(アムア)」を視察した。医師資格を持つ今枝氏は、深刻化する医療・介護現場の人手不足を解消する「フィジカルAI」の最前線を確認し、国としての支援を強調した。
アムアは、シンフォニアテクノロジーなどが開発した高さ約120㌢の自律走行ロボット。赤岩病院は昨年12月から本格導入した。薬剤や検体、書類などの搬送を担っている。
赤澤貴洋院長によると、導入前は看護師が1日平均17回、計119分を病棟外への物品搬送に費やしていたが、導入後は1日2回、14分と大幅に短縮された。看護師が病棟を離れる時間が減ったことで、ヒヤリハットの件数が導入前の45件から36件へと約2割減った。ロボット導入による先進的な職場環境が評価され、看護師の応募数が以前の10倍以上に急増したという。
視察を終えた今枝氏は海外製品が多い搬送ロボット分野で、地元企業と連携して導入する試みを「日本中の施設に広げていきたい素晴らしい事例」と高く評価した。また、医師の立場から「ロボットに任せることで、より大切な患者へのケアに生かせるようになる」と期待した。国として、予算面での支援に加え、ロボット導入を前提とした人員基準の緩和など、現場の負担を減らす制度設計にも意欲を示した。
赤岩病院は、360度カメラを活用した夜間の見守り巡回や、2台目アムアの導入を検討しているという。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
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