豊橋市障害者福祉会館「さくらピア」の屋上プールで11日、「カヤック体験会」が開かれた。障害のある小学生から40代までの12人がパドルを手に水と親しんだ。
障害児者の余暇支援事業として昨年スタート。スポーツ工学などを専門とし、障害児スポーツなどにも携わる愛知大学地域政策学部教授の湯川治敏さんの申し出で実現した。今年も定員を大きく上回る応募者があり、抽選となった。
この日は3人ずつ4回に分けて体験した。午前10時からの1回目には、視覚障害のある中学1年の牧野広幸さんら3人が参加。湯川教授の説明に続き、ゼミ生らのサポートを受けながら、参加者は真剣な表情でパドルを動かした。牧野さんがうれしそうに体験する姿を見た母の早央里さんは「いろいろなことを体験させてあげようと参加した。経験を増やし、趣味の選択肢が広がってほしい。水に慣れたのもここの水泳教室のおかげ。身近に良い施設があってよかった」と喜んでいた。
湯川教授は「楽しそうだった。障害のある人にアウトドアスポーツは難しく感じられるかもしれないが、やってみると楽しさが分かる。精神的な自立につながるとうれしい」と話した。サポートにあたった学生の山中恵郎さんは「技術指導以上にコミュニケーションに力を入れた。成功体験を増やしてほしい。自分の価値観も広がった」と語った。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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