戦争の惨禍、知らない人にも分かりやすく 豊橋市中央図書館で「平和を求めて」展 8月30日まで

2026/07/11 00:00(公開)
展示を案内する兼子さん=豊橋市中央図書館で
展示を案内する兼子さん=豊橋市中央図書館で

 豊橋市中央図書館は「第9回 平和を求めて とよはし展」を2階展示コーナーで11日から始める。戦争体験者が年々少なくなる中「不戦の誓いを忘れない」をテーマに戦争の惨禍を語り継ぎ、平和の尊さを考える。

 

 市や県内の博物館が所蔵する焼夷(しょうい)弾の実物や戦時中の衣服など約50点の資料に加え、戦後から現代までに出版された平和図書や手記など約170冊が並ぶ。

 

 図書館の兼子知子さんは「初めて見に来る人でもハードルが高くなりすぎず、ある程度理解してもらえるような入り口としての構成を心がけた」と語る。展示では、25歳でサイパン島で戦死した男性の死亡通知書や終戦後もジャングルで1年間過ごし、帰国すると自身の葬儀が終わっていたという男性の体験など、個人の足跡にスポットを当てた紹介がある。

 

 また、これまでの平和展が豊橋空襲や海軍工廠(こうしょう)空襲といった地元の被害を主眼に置いていたのに対し、今回は視野を世界に広げた。ウクライナ侵攻やパレスチナ問題といった現代の紛争、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)などの国際的な活動にも目を向ける。

 

 関連行事として、8月1日と2日には「子どものための平和の集い」が開かれる。豊川海軍工廠空襲の様子を描いた戦争映画「早咲きの花」の上映や桜丘高校平和委員会による活動発表会などがあり、次代を担う若者たちが平和を語り継ぐ。

 

 兼子さんは「まずは知ることが大切。目録を家に持ち帰り、家族や友人と平和について話し合うきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛けている。展示は8月30日まで。入場無料。

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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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