三河産糸を伊勢神宮に奉納する「お糸船」の出発式が3日、田原市の伊良湖港であった。伊勢湾フェリーの乗船に先駆けた出発式には、産地の新城市から下江洋行市長らが参列した。
奉献儀式は1300年頃から始まり、三河産繭からとれた生糸を現在の田原市亀山町の「神宮神御衣御料所(かんみぞごりょうしょ)」で製糸して神宮へ献上していた。一時は途絶えたが、1901年に伊良湖地区の渡辺熊十が再興した。
献上品は新城市産の繭からとれた「三河赤引糸」と呼ばれ、艶があって最上位のランクに匹敵する。700匁(もんめ)=約2・6㌔=を群馬県の製糸場で紡いだ。
今年度は御料所の渡辺政幸所長代理、奉賛会の神谷正弘会長ら105人が参加した。この日は唐びつに納めた生地を地元の亀山校区住民らが担いで船内へ運んだ。
下江市長は「伝統行事が今後も続くよう、赤引糸発祥の地として生産を支えたい」と述べた。渡辺所長代理は「126年も行事が続けられるのは多くの支援のおかげだ」と感謝した。
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愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
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