プロバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」の主力として活躍した大浦颯太(28)と吉井裕鷹(28)の両選手が、チームで過ごした濃密な日々を振り返った。大浦選手が「琉球ゴールデンキングス」に、吉井選手が「茨城ロボッツ」に7月1日付で移籍する。
大浦選手は2023年に「秋田ノーザンハピネッツ」から加入した。1年目は正ポイントガードの佐々木隆成選手の控えとして出場機会が限られていたが、佐々木選手の負傷離脱に伴いスターターに起用されると、大野篤史ヘッドコーチ(HC)と自身の考えをすり合わせながらチームを引っ張った。「ガードの背中を見てチームが成り立っていく」という大野HCの言葉を胸に、自らの姿勢でチームの在り方を示すというガードとしての神髄を学んだ。「試合に出ていなかった自分に声を掛け、信じ抜いてくれて、経験を積ませてくれたことは非常に大きかった」と感謝する。
3年間で最も印象に残る試合には、昨季のチャンピオンシップ(CS)準決勝の「琉球ゴールデンキングス」との第2戦を挙げた。最終クオーター残り0・1秒での逆転負けを喫し、決勝進出を逃した一戦を「最後の1秒まで気を抜けないことを学んだ。リバウンドの重要性や細かい部分の徹底がいかに大切か実感させられた」と振り返る。ブースターに対しては「1年目は『誰が来たんだ』と思われていたはず。温かく応援し、楽しい環境をつくってくださったことに感謝します」と語った。盟友の佐々木選手との対戦についても「彼が気持ちよくプレーさせないように、対戦相手としては楽しく、バチバチにやりたい」と笑顔で話した。
一方、24年に「アルバルク東京」から加入した吉井選手は、以前から獲得に強い意欲を示していた大野HCの存在が移籍の決め手だったと明かす。「大野さんのバスケットボールは、プレーしていても、見ていても楽しいものだった」と語る。最も心に残る言葉として、加入1年目の開幕節の琉球戦後にかけられた「試合終盤のゲームメークをもっと勉強した方がいい」という助言を挙げた。ブースターには「結果が全ての世界で、期待に応えるシーズンにできず本当に申し訳ない」と頭を下げた。それでも、自身の成長については「シーズンを通して安定して試合に出続ける方法を学んだ。これからは、より体を安定させられるよう高めていきたい」と前を向く。
豊橋市の「のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)」を愛着のある場所として挙げ「動物からパワーをもらえる良い場所」と地域での生活も楽しんだ様子。「コーチ陣が繰り広げる新しい三遠の『炎のバスケット』は、必ず見ていて楽しいものになるはず」と語った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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