豊橋市馬見塚町に、黒い壁と赤い雨どいのスタイリッシュな建物がある。ラリー・ミュージックカフェ兼PC教室「レストモッドGATTA(ガッタ)」だ。扉を開けると、大形敦子さん(49)と、夫佳浩さん(59)が温かな笑顔で出迎えてくれる。
中に入ると、壁一面に表情豊かな木製ボードが張られ、天井のスポットライトが室内を柔らかく照らす。「秘密基地」のような隠れ家空間だ。
目を引くのは、ラリーファン必見の「LANCIA(ランチア)」の大きなタペストリーと、その上の大型モニター。画面越しにラリー観戦が楽しめる臨場感あふれる空間が広がる。奥に入ると、木の温もりを感じる白いテーブルがある。店内に流れる山下達郎さんのシティーポップに耳を傾けながら、本格的な紅茶をいただく。
今回味わった台湾産の紅茶は、カップから立ち上る香りが華やか。口に含むと、渋みがなくすっきりとした上品な甘みが広がり、心がすっとほどけていくような格別な味わいだ。毎週木曜には、豊橋市の名店「あづ木」の豆大福も一緒に楽しめる。
佳浩さんは、豊田市出身のラリーカー好き。長年インフラエンジニアとして活躍してきたが「最後は自分の手で事業をやりたい」と56歳で起業を決意し、敦子さんと二人三脚で創業した。奥のワークスペースには、ラリーに関連する無数のミニカーやGATTAオリジナル商品が並ぶ。
看板やグッズにあしらわれた手裏剣のロゴは、敦子さんが考案した。折り紙で手裏剣を折っていくと最後に十字の形が現れる。「なんだか私たち夫婦みたいですね」と敦子さんは照れくさそうに笑う。
「愛車と暮らす日々に彩りを」と語る大形夫妻。古いものに新たな息吹を吹き込むこの場所で、おいしい紅茶を片手にほっと一息ついてみませんか。
午前10時半から午後6時(夏期は午後2~9時)。月曜、火曜定休。駐車場2台。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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