豊橋公園で2029年10月開業を目指す新アリーナを生かすまちづくりが本格始動した。豊橋市に本拠を置くプロバスケットボール「三遠ネオフェニックス」の運営会社が19日夜、関連団体などの実務者を対象にしたワークショップを市民センターで開講した。専用アプリと実証イベントでデータを活用し、個々で取り組むまちづくりビジョンの共有を目指す。
スマートフォンで人流データなどが採取できるイベント専用アプリを作った。今季ホーム開幕前日の12月3日に豊橋駅周辺で開く飲食店回遊イベント「フェニックスナイト」で運用する。計4回のワークショップを開き、アプリを使った観戦者や来訪者らの行動様式から得たデータを分析、今後の課題や仕掛けなどの知見につなげる。
この日は市やまちづくり会社、観光団体や公共交通、商店街組織などまちづくりの関連団体から約40人が受講した。スポーツとまちづくりを研究する愛知大学の学生らも加わった。
フェニックスナイトは12月3日、参加100店規模を目標に開く。料金想定は食事とドリンクの1セット1000円。集客は5000人を見込む。昨年度まで15年間続いた「はしごナイト」に倣った内容だが、午後4~10時と終了時間を2時間早める。宿泊者のほか、最終電車の利用動向も踏まえた行動様式を把握したい考えだ。
より精巧なデータを得るため、アプリの位置情報を常時接続してもらえる動機付けを課題に挙げた。外部からの起点となる豊橋駅からアリーナまでは約2㌔。アプリに歩数計測機能も入れ、日常的に歩くことへの動機付けに生かす。
フェニックス地域創生推進部長の堀部洋介さんは「アリーナを核とした回遊性や行動様式などを可視化したい。回遊性を高める同じ目線で、それぞれが仕掛けづくりに取り組めるようにしたい」と述べた。
購読残数: / 本
愛知県田原市出身。高校卒業後、大学と社会人(専門紙)時代の10年間を東京都内で過ごす。2001年入社後は経済を振り出しに田原市、豊川市を担当。20年に6年ぶりの職場復帰後、豊橋市政や経済を中心に分野関係なく取材。22年から三遠ネオフェニックスも担当する。静かな図書館や喫茶店(カフェ)で過ごすことを好むが、店内で仕事をして雰囲気をぶち壊して心を痛めることもしばしば。
週間ランキング
日付で探す