蒲郡市竹島水族館は、飼育中の雌のオタリア「ラブ」が21日早朝に赤ちゃんを出産したと発表した。同館でアシカ類の出産が確認されたのは初めて。飼育員の桃井綾子さんは「無事に生まれてきてくれたことにほっとしている」と話した。
ラブは2011年、1歳の時に野生個体としてチリから来館した。。10年以上にわたってアシカショーに出演し、輪投げやフラフープでのジャンプを披露して来場者を楽しませてきた。
水族館は昨年から、飼育スタッフによるチームを中心に、哺乳類全種の繁殖を目指すプロジェクトを進めている。ラブについては、施設間で動物を貸し借りするブリーディングローンを活用。昨年6月7日から7月13日まで三重県の鳥羽水族館へ送り出し、雄の「クーバ」との交尾が確認された。
帰館後も経過観察を続け、今年1月の血液検査とエコー検査で妊娠が確認された。桃井さんによると、数日前からラブの動きがゆっくりになるなど、出産の兆候が見られた。20日夜に破水が確認され、桃井さんらがラブの腹部をさするなどして手伝いながら見守った。21日午前4時頃に赤ちゃんを出産した。
ラブにとって初めての出産となったが、現在は母子ともに順調で、赤ちゃんは元気な様子で来場者にも聞こえるほどの大きな声で鳴いているという。水族館は引き続き、バックヤードで経過を見守っている。
桃井さんは「多くの人が関わったことで成功した。来場者に明るいニュースを届けられてうれしい」と述べた。
水族館は親子の状態を見ながら、一般への展示公開に向けて慎重に準備を進めている。
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愛知県蒲郡市生まれ。2020年、地元蒲郡が好きで東愛知新聞社に入社。同年から蒲郡担当、市政や地域行事、文化など全般を取材。ドローンを使って東三河の名所を空撮したルポ「大二朗記者の空からの訪問」を不定期連載。これまで、三河大島や三河国分尼寺跡、日出の石門などを空撮してきた。ドローン技術向上のため、国家資格「一等無人航空機操縦士」を24年に取得。読者の皆さんが楽しんでもらえる記事と記憶に残る写真を掲載できるよう、日々、頑張っていきます。
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