高さ3㍍の大うちわを背負って踊る「放下おどり」(県無形民俗文化財)が新城市大海地区で15日に開かれる。保存会が稽古を続けている。担い手不足の課題を抱える中、今年は地域外の人から応募があり、笛を担当してもらうことになった。
室町時代中期に放下僧が伝えたとされる民俗芸能。新城市と旧鳳来町の大海、布里、塩瀬、名号、一色、源氏の6地区で「南設楽のほうか」として1961年に県無形民俗文化財に指定された。市歴史文化課によると名号、一色、源氏の3地区は会員不足などで休止が続いているという。
大海地区では紙製の高さ3㍍、幅1・2㍍、重さ6㌔の大うちわを踊り役3人が1人1枚背負う。これに露払い、笛、鉦(かね)、ささらの各役が行列を組んで泉昌寺で踊る。
保存会の近藤和弘会長(69)によると、高齢化で地区の住民の半数以上が踊れないほか、参加が難しい状況が続いている。その中でも20代の男性を踊り役として育成している。
今年は、稽古の見学会を開催し、地域外の人の協力も募った。SNSで呼び掛け、豊川市の前田綾子さんが本番で笛役を手伝うことになった。「念仏も祭りも好きです。私が参加する姿を見て地元の人も続いてもらえればうれしい」と語った。
本番は15日午後6時に泉昌寺で。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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