豊橋市のこども食堂「南陽ニコニコ食堂」は19日、地元の民話を楽しむお話し会を南陽地区市民館で開いた。
語り部として登壇したのは「豊橋民話の会」の小柳津糺さん。「まゆじい」の愛称で親しまれている。小柳津さんは、同市八町校区に伝わる民話「片身(かたみ)のスズキ」を披露した。
豊川(とよがわ)で漁師の五郎が、他の魚を追い払ってしまうほど巨大なスズキを釣り上げ、吉田城の殿様に献上する。料理番が片側の身をそぎ落とした際、スズキが驚いて川へ飛び込み、そのまま「主」になったという不思議な伝説だ。小柳津さんは、三河弁を交えた独特の結び言葉で締めくくり、会場を盛り上げた。
小柳津さんが民話を語り続ける背景には、自身の戦争体験がある。小学1年生の時に豊橋空襲で家を焼かれ、何もかも失った後、父親が毎晩聞かせてくれた昔話が心の支えになったという。小柳津さんは、民話を通じて「弱い者をいじめない道徳心や自分たちが住む地域の歴史を子供たちに伝えたい」と語った。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。
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