オンライン旅行会社「アゴダ」(本社、シンガポール)は、アジア大会(19日から10月4日)の期間中の宿泊施設検索データの分析結果を発表した。国内外の旅行者の間で愛知・名古屋エリアに対する関心が急速に高まっており、主要競技開催都市から周辺地域まで幅広く検索数が急増している実態が明らかになった。
宿泊施設検索データで最も検索数が多い都市の首位となったのは名古屋市。水球や陸上競技、バスケットボール、柔道、サッカー、7人制ラグビー、体操、テニスなど多彩な競技の開催が予定されている。スポーツ観戦だけでなく、名古屋ならではのグルメやショッピング、観光体験を組み合わせて楽しめる魅力的な都市として注目を集めている。東三河では野球と空手、テコンドーが開かれる豊橋市が3位、自転車競技の新城市が10位にランクインした。
一方、イベント開催期間中の宿泊検索数を3週間前のデータと比較した伸び率では、他の競技開催都市の急伸ぶりが目立っている。最も高い伸びを示したのは豊田市で、検索数は715%増という驚異的な数値を記録した。次いでバドミントン会場がある一宮市が504%増、サッカー会場がある刈谷市が324%増、さらにアーチェリー、バレーボール、野球が行われる岡崎市が237%増となった。競技が開催される県内のさまざまな地域へ旅行者の関心が広がっていることを示している。
日本国内にとどまらずアジア全域の旅行者をひきつける強力な原動力にもなっている。海外市場で検索数が多かった国・地域の順位は台湾がトップで、以下に韓国、香港、フィリピン、中国が続いた。また、開催都市への宿泊検索の伸び率では中国が724%増と突出した伸びを見せた。この背景には、前回の杭州大会を通じたアジア・アジアパラ大会の認知度の高さや自国代表への期待に加え、大会期間が中秋節や国慶節といった中国の大型連休と重なることが影響していると分析される。
さらにフィリピンからの検索も249%増と高く、同国で絶大な人気を誇る男子バスケットボールで、前回大会で61年ぶりの金メダルを獲得したことによる連覇への期待感が旅行への関心を後押ししていると推測される。
日本法人「アゴダ・インターナショナル・ジャパン」の猪飼匡社長は、スポーツ観戦をきっかけとして、これまで訪れる機会のなかった愛知県内の多様な地域を訪れ、各地の観光スポットや食、文化の魅力を体験する貴重な機会になると指摘している。
写真:(アゴダの資料から)
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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