さかなクンの世界を体験 豊橋市自然史博物館で「ギョギョッとサカナ★スター展」開幕

2026/07/04 00:00(公開)
さかなクンの愛嬌あるイラスト=豊橋市自然史博物館で
さかなクンの愛嬌あるイラスト=豊橋市自然史博物館で

 豊橋市自然史博物館で3日、市制施行120周年を記念した特別企画展「ギョギョッとサカナ★スター展」が始まった。魚類学者やイラストレーターとして多才な活動を展開するさかなクンが、魚の驚くべき生態を深掘りするNHKの人気番組をテーマにした巡回展だ。

 

 同名の番組は、2022年4月からNHKのEテレで放送されている。さかなクンが自ら描く独創的なイラストや最新のCTスキャン画像に加え、実際に海や川へ赴く魚釣り、さらには解説した魚を食する体験などを交え、神秘的な魚の世界をやさしく深掘りする内容が、幅広い世代から支持を集めている。

 

 開会式ではテープカットがあり、長坂尚登市長や原田憲一教育長、松崎正尚市議会議長のほか、NHK関係者が出席。招待された二川南小学校と天伯小学校の6年生児童の中から清水桐跳さんと佐々木美結さんも参加し、開幕を祝った。

 

 長坂尚登市長は「魚は生物の中で最も古い動物の一つであり、多様な形をしています。それらがどのように自然に適応し、生きているのかをぜひ考えてみてほしい」と呼び掛けた。

 

 会場では、番組の映像とともに展示物を紹介。巨大なジンベエザメの標本や、さかなクン自作の魚の特徴を捉えたイラストや剥製など、番組内で登場した品々が並ぶ。また、最新の3Dスキャン技術を用いたウツボやイシガキフグの内部構造解析データは、図鑑では分からない知識に触れることができる。番組内で登場した軽トラック「ギョギョッと号」も展示されている。

 

 環境問題への教育的配慮も大きな柱だ。海洋プラスチックごみに関する展示では「海洋プラギョミ図鑑」として海の生き物をモチーフに海洋ごみを紹介。マリアナ海溝で見つかったごみや、クジラの胃から発見されたごみの実態が紹介されている。

 

 また、2024年からメンテナンスしていた生きている化石と呼ばれる「ラブカ」の標本も展示されている。

 

 学芸員の西浩孝さんは「さかなクンの親しみやすいイラストを通して、ぜひ海のことや魚のことを知ってほしい」と語った。

 

 9月6日まで。今月18日から始まるナイトZOOに合わせた夜間開館もある。観覧料は大人1000円、小中学生300円で、別途入園料が必要。東三河の児童には「ほの国こどもパスポート」による無料特典もある。

さまざまなフグの剥製も
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ラブカの標本
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岸侑輝

 1988年生まれ。三重県津市出身。
 地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
 趣味は一口に言うとゲーム。著名なタイトルをすべて網羅しているわけではないが、コンシューマーはファミコン時代から「ドラゴンクエスト」などを親しんでいる。ジャンルは問わず、環境としてはオンライン、カード、ボード、テーブルトークなど手広くプレーしている。
 好きなものは甘いもの。犬派。写真は実家の猫。

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