豊橋市は、市立看護専門学校の教育体制を抜本的に見直す方針を明らかにした。准看護師を対象とした「看護第2科」の募集を2027年度で停止する一方、高校卒業生らが通う「看護第1科」を4年制の「看護大学校」へ移行させる案などを軸に検討を進める。
同校は現在、全日制3年課程の看護第1科と、准看護師が働きながら通う定時制3年課程の看護第2科(共に定員40人)の2学科で構成されている。再編方針では、准看護師の養成数減少や近年の定員割れの状況を背景に、第2科を29年度末で廃止する。
第2科の募集停止後も、看護師免許の取得を目指す准看護師に対し、他校の通信制課程の情報提供や、第1科への入学による学び直しの機会を設けるなど、一定期間の支援体制を継続する。
再編の柱は、看護第1科の拡充だ。市が検討している案には、教育期間を4年に延ばす看護大学校への移行や、保健師や助産師を養成する1年制の専攻科増設が含まれる。
4年制の看護大学校に移行した場合、卒業生には「高度専門士」の称号が付与され、大学院への進学が可能となる。これにより、将来的な研究者や教員の養成、専門看護師への道も開かれる。現在、東三河では助産師などの養成機関が乏しく、人材確保も課題となっていることから、専攻科の設置によって地域医療への貢献を目指す。専攻科を設置する場合、これまでの卒業生が学び直せるようにするかどうかも検討するという。
再編の背景には、地域医療や在宅医療の現場で、高い思考力や柔軟な調整力を持つ看護師がこれまで以上に求められている現状がある。同校の伊藤僚子副校長補佐は「3年制の養成には限界を感じており、4年かけて質の高い看護師を送り出したい」と語った。
市は今後、複数案を比較検討したうえで、28年度中に最終的な方向性を決定する。29年度の準備期間を経て、早ければ30年度以降の導入を目指す。
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1988年生まれ。三重県津市出身。
地元で数年間地域紙の記者を務めた後、某ゲーム会社で企画の仕事などを経験。新型コロナウイルス禍で紆余曲折あって豊橋市で再び地域紙の記者に。地域の人に地域の良いニュースを伝えたい。
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