「第108回全国高校野球選手権愛知大会」は4日、9球場で1回戦27試合があった。東三河勢は8校が試合に臨み、昨夏王者の豊橋中央がまさかの初戦敗退。東三河勢は桜丘、時習館などが2回戦に進出した。
名古屋と対戦した豊橋中央は初回、先頭の犬飼が左前打で出塁し、犠打で二進。中立の左前打で一、三塁と好機を広げ、髙原のスクイズが成功して先制した。しかし、二回に連打と失策から逆転を許し、五回にも中前適時打で加点された。六回からは2番手の白井が5連続三振を奪う好投で意地を見せたが、あと一本が出なかった。
「ミスがすべてだった」と萩本将光監督は試合後、厳しい表情で答えた。練習から「ミスなく守る」ように徹底してきたが、この試合では二回に悪送球で2失点。五回にも死球から決勝点を献上した。「試合中に環境が変わる中で対応ができなかった。内野陣の若さが出た。重圧に飲み込まれた」と唇をかんだ。
昨夏の甲子園経験者が主将の中立ら5選手のみ。秋は3回戦、春は2回戦敗退と苦しんだが、控えだった犬飼は1番打者に、磯貝と白井は二枚看板へ、中立は主軸へと成長を遂げ、夏に向け汗を流してきた。
萩本監督は目を腫らす3年生に「悔しい。ただ、入部した時は全然だったが、ここまで成長した。主戦だから偉い、ベンチだから偉くないということはない。高校野球はあくまで人生の一部。やり続けた2年半の努力を誇りにしてほしい」と語りかけた。続けて「勝てば相手の高校野球人生を奪い、負ければ自分たちが奪われる。勝負というのはそういうものだ」と説いた。
最後は下級生に「秋は勝ちに行くぞ」と言葉を掛け、球場を後にした。
岡崎西と対戦した桜丘は初回に川上が内野安打、濱口が四球で2死一、三塁とすると、河合の右前適時打で先制した。二回は4本の長短打で4点、三回は濱口、井上の適時打などで3点を加点した。五回には無死二塁で河合が中前適時二塁打を放って10点目を奪い、コールド勝ちした。投げては主戦の澤田、加藤が無失点リレーした。
豊橋西は知多翔洋と対戦。四回に犠飛で先制されたが五回に二つの敵失で追いついた。だが、その裏に1死一、三塁から中前打を放たれてリードを許し、追いつけなかった。
▽1回戦
○…豊橋…○
岡崎西
00000|0
14401X|10
桜丘
(五回コールド)
(岡)大井、川澄―吉井(桜)澤田、加藤―川上
杏和
0000010|1
0010205X|8
蒲郡
(七回コールド)
(杏)日比野、中島―岩田(蒲)吉田―横田
◯…岡崎…◯
豊橋西
000010000|1
00011000X|2
知多翔洋
(豊)森―小野田(知)境、永田恵―青木
◯…阿久比…◯
渥美農
0321103|10
0001000|1
豊田高専
(七回コールド)
(渥)川合、白井颯―伊藤(豊)近藤、田村―田村、眞田
◯…小牧…◯
国府
000201200|5
000000000|0
美和
(国)小田垣、天神、東地、内藤―中山、吉田、栗下(美)中川、鶴田―清水
一宮起工科
0000010003|4
1000000001|2
新城有教館
(延長十回タイブレーク)
(一)伊藤―阿部(新)金田、山田―森本
◯…熱田…◯
名古屋工業
00000000|0
00013111X|7
時習館
(八回コールド)
(名)髙木、菅野谷、髙木―土井(時)尾崎―河合
豊橋中央
100000000|1
02001000X|3
名古屋
(豊)磯貝、白井―髙原(名)高野、角田―森川
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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