豊川市と豊橋市の市境にある「三河臨海緑地」が「放置され、管理が行き届いていない」という指摘が出ている。園内の除草などが追い付かず、環境が悪化しているエリアも。県の担当者は「できる限り維持管理していきたい」としている。
1994年に供用を開始した。三河港の総合的なシンボルの緑地として「人と海との交わり」「水辺や緑とのふれあい」をテーマに四つのゾーンに分けて県が計画し整備を進めている。これまでに約18万8600平方㍍を供用している。
緑地内には有名な「日本列島公園」をはじめ野球場、森の散策路などがある。日本列島公園は、富士山をはじめとする山々を表現し、北上川や淀川などの河川を園路として配置する。さらに青森県をイメージしたリンゴのベンチや山形県の将棋のベンチなど、各県の特色を意識した面白い工夫が施されている。また「県の花」を刷り込んだ絵タイルを配置し、古くから伝わる各地の民謡や童謡の歌碑もある。オープン当初は多くの人が訪れていたが、今は閑散としている。園内は雑草が生い茂る場所があり、歌碑の一部は見えにくくなっている。
公園利用者は、野球場など一部施設を除いて少なく、現状では駐車場はトラックの待機場所やルート営業中の営業マンが車を止めて休憩する場所になっている。
県も維持管理に力を入れる方針を掲げる。最近では公園内のトイレを改装した。豊川市選挙区選出の藤原宏樹県議は、先日あった御津町商工会の総会で、「三河臨海緑地を見直していく」と来賓祝辞で述べた。地元有志がイベントを開催し、盛り上げる動きもある。
管理する県港湾課の担当者は「今の状況が良いと思っていない。維持管理のうえ、多くの人に利用される公園にしていきたい」と話していた。
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1973年生まれ、豊川市出身。建設業界に勤務後、96年に入社。2022年から豊川市を担当している。趣味は美術館巡り。ポッドキャストでラジオを聞くのも好きで、さまざまな番組を楽しんでいる。
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