左アキレス腱断裂という大けがを乗り越え、復帰したバスケットボールBリーグ「三遠ネオフェニックス」の佐々木隆成選手(30)は、約1年4カ月ぶりとなる日本代表復帰も果たした。シーズンを終えた胸の内と代表への思いを語った
2025~26シーズンの三遠は西地区5位。12月に復帰した佐々木選手は、持ち味の速い攻めとキックアウトを武器に平均8・8得点、5・1アシストを記録した。「リーグ全体のレベルが非常に高く、例年であればチャンピオンシップ(CS)に行ける勝率でも届かなかったのは本当に悔しい」と振り返る。
シーズン中は復帰と再離脱の苦渋も味わった。「『おかえり』という雰囲気の中でグッズまで出してもらったのに、すぐに逆の足を痛めていなくなってしまった時は、恥ずかしく申し訳なかった」と語る。「バスケット選手は30歳前後が一番脂が乗っている時期。これからの期待に応えていきたい」と前を向く。
昨季のCS決勝の「琉球ゴールデンキングス」対「長崎ヴェルカ」戦では解説に挑戦した。「言葉にする難しさを痛感した。前半だけで頭が痛くなるほど脳を使った」と苦笑した。昨季は琉球に敗れ、決勝進出を逃した舞台だ。「あの会場の雰囲気を感じ、やはり自分もあの舞台に立ちたいと強く思った。非常にいい経験だった」と述べた。
今オフにはワールドカップアジア最終予選の日本代表候補に選出された。スピード重視の戦術にシフトした日本代表について「シューターや機動力のあるインサイド陣とのコンビネーションを発揮したい」と意気込む。一方で「三遠での活動の延長線上にある。まずはチームでの活動を全うし、評価していただいた結果として呼んでもらえるのはありがたい」と謙虚に語った。
三遠で5年目を迎えた。「1年目に比べるとロゴやグッズを見かけることが増え、少しずつ浸透している実感はある」。最終戦にはホーム豊橋に5530人の観客が駆け付けた。「この地域が盛り上がっている感覚は僕たちも持っている。外に出ても身長がそんなに高くないのであまり街で声を掛けられない。優勝が認知に直結するので、そこを目指していきたい。もっと応援してくれる方に喜んでもらえるよう頑張りたい」と力を込めた。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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