俳優の中村メイコさん(1934~2023年)が歌っていた「田舎のバス」の歌詞の書写作品が、新城市の「富岡ふるさと会館」で見つかった。富岡地区はメイコさんの墓があるゆかりの地。作詞した三木鶏郎さんの名も書いてあるが、書写した人は不明だ。現在、館内で展示している。
中村メイコさんは23年12月31日に89歳で亡くなった。太平洋戦争中、メイコさんの祖母が富岡地区に疎開しており、メイコさんは母と一緒に電車とバスに乗って来ていた。富岡の洞雲寺(とううんじ)には自ら建立した墓があり、24年5月には分骨されたという。
「田舎のバス」は1955年に発表された。駅から富岡地区へ向かうために乗ったバスの模様を中村メイコさんが回想し、三木鶏郎さんが作詞作曲を手掛けた。
書は1・8㍍の和紙に1番の歌詞がしたためられ、最後に三木鶏郎さんの名が確認できる。会館の管理をする山口洋一さんが、階段下に積まれていた資材の中から見つけた。「よく見ればメイコさんの歌だった。作詞家の名前も書かれているので貴重だと思う」と語った。
八名郷土史会の安形茂樹さんは「洞雲寺にメイコさんが寄せた書がある。作詞家にちなんだ作品が会館から出てくるとは思わなかった」と驚いている。安形さんが中村メイコさんの遺族らに聞き取りを進めている。
書の作品は和室で飾ってある。問い合わせは富岡ふるさと会館(0536・26・1422)へ。
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浜松市出身。大学卒業後、母親の実家があった豊橋市に住む。スポーツを皮切りに、蒲郡市政担当15年を経て現在新城市と北設楽郡を担当する。映画ロケの炊き出しからご当地グルメとなった「ガマゴリうどん」など、まちぐるみで取り組む姿を取材するのが好き。
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