「第108回全国高校野球選手権愛知大会」は12日、7球場で3回戦16試合があった。東三河勢は3チームが試合に臨み、豊川が勝ち進んだ。国府、桜丘は涙をのんだ。
豊川は安城南と対戦。二回1死三塁の好機を作ると、鈴木陽の内野ゴロの間に1点を先制。四回1死一、三塁から、國立の適時打などで3点、五回無死二、三塁から竹内、落合の連続適時打などで5点を追加。六回は竹内の適時打などで2点を奪いコールド勝ちした。投げては鈴木、長坂が無失点リレーを見せた。
四回に國立和之将(3年)が挙げた貴重な追加点に長谷川裕記監督は「苦しい展開で打ってくれたのは大きい」とたたえた。安城市出身で1年から持ち前のパワーを武器に主軸を務めたが、2年秋はスランプでスタメン落ちも経験した。今年6月の招待試合でヘッドスライディングした際に左指を脱臼骨折。全治3カ月で絶望した。
転機は、卓球の水谷隼さんのサポート経験のあるトレーナーの小尾晃一郎さんとの出会いだ。浜松市で施術を受けると指が曲がるようになり、夏に奇跡的に間に合った。「今グラウンドに立てることが超ラッキーで何より野球が楽しい。今までは力が入りすぎていたが、楽に打席に立てる」と笑う。弱音を吐かない息子に父英治さんは「信じていれば奇跡は起きる」と励ました。大会前の壮行会で國立選手から「もう駄目かと思ったが、皆さんの支えで前を向けた」とつづられた手紙を受け取り、涙が出たという。「好きな野球を最後までやり遂げて」とエール。國立選手は「優勝まであと5回。攻守で貢献したい」と意気込んだ。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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