サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会の激闘を終え、日本代表の菅原由勢選手(26)が故郷の豊川市を訪れた。決勝トーナメント1回戦で敗れたが、ゆかりの人々は「地元のヒーロー」を温かい笑顔で迎え入れた。
行きつけの「三河開花亭豊川店」に知人らと訪れた。店長の伊藤匡則さんは、「菅原選手が『久しぶり』と抱きついてきた」と話した。そしてW杯を「全部緊張したけど楽しかった」と振り返り、ファンの寄せ書きの横断幕には「絶対全部読みます」と答えた。伊藤さんは「彼が与えてくれたものは言い表せない。きっとまたやってくれる」と期待を寄せる。
一方、5歳から小学6年生まで指導を受けた少年クラブ「ASラランジャ豊川」代表の宮澤淳さん(45)のもとにも17~18日に訪れた。菅原選手が手配したチケットで現地観戦した宮澤さんに「来てくれてありがとうございます」と伝え、16日はクラブ生とボール遊びやサイン会で交流。「ここで努力して日本代表になったからみんなも目標を持って頑張って」と声をかけた。翌日にはグラウンドで2時間フィジカルトレーニングをし、宮澤さんは「もう次に向けてスタートを切っているようだった」と語る。
宮澤さんは、今大会で優勝したスペインを例に「文化が成熟し、トップレベルの選手が生まれてくる仕組みを意図的につくっていきたい」と語る。一昨年に人工芝の本拠地「ララポルト」を完成させたクラブは昨年、菅原選手の同世代を中心にプロリーグ参戦を目指し社会人チームを新設した。「サッカーを楽しんだ先に成長がある」という菅原選手の言葉通り、楽しむ環境と真剣勝負を両立させながら「小中学生、県内強豪の豊川高校、社会人チームが一体となって、街を盛り上げていけるように、『子供から大人までサッカーを楽しめるプロクラブ』を将来的に目指したい」と語った。
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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