「第108回全国高校野球選手権愛知大会」は18日、7球場で3回戦16試合があった。東三河勢は4チームが試合に臨み、時習館、渥美農、成章が勝ち進んだ。豊橋東は涙をのんだ。
犬山と対戦した時習館は二回、河合の右前打と渡會の犠打で作った好機に、宮下の中前適時打で先制。五回には大羽の適時打で加点し、八回にも河合の適時二塁打などで3点を挙げ、最終回も柴田の適時打で突き放した。投げては園部が130㌔台の直球を軸に8回無失点と好投した。
勝利の鍵は七回裏。飛球を追った左翼の本明勇歩選手(3年)と遊撃の柴田凌兵選手(同)が激しく交錯。無死二塁のピンチを迎えたが、ベンチがタイムをかけ、林泰盛監督は「1点取られてもよい」とチームを落ち着かせた。その後、本明選手が好返球で進塁を阻止し、最終回にはスライディングキャッチを見せた。
中学までラグビーにも打ち込んだ本明選手は、高校から野球一本に。昨秋から主軸を担う。今大会直前に右足を痛めたが、持ち前の精神力で大会に間に合わせた。前監督の彦坂祐志教諭は「不器用だが、誰よりも早くグラウンドに来る姿に、全員が『四番は本明』と信頼している」と語る。この日は無安打だったが、「泥臭く頑張るラグビー精神が野球に生きている」と話す。
次戦は19日、シード校の名古屋たちばなと激突する。本明選手が「恩返しができるよう勝つ」と力を込める。林監督は「10回やって1回しか勝機がなくとも、その1回を出し切りたい」と闘志を燃やした。
▽3回戦
○…刈谷…○
時習館
010010031|6
000000000|0
犬山
(時)園部、鬮目、鈴木優―河合(犬)新地、小寺―小寺、森
○…阿久比…○
昭和
001000003|4
00005100×|6
渥美農
(昭)天野、伊藤―早川(渥)藤城、坪井―伊藤
○…小牧…○
愛知
13101029|17
10000010|2
豊橋東
(八回コールド)
(愛)山田、水野―見田、神谷(豊)永井、川端、内田、林、永井―石神
幸田
00010000|1
21110003×|8
成章
(八回コールド)
(幸)成田、矢野、早川―稲垣(成)河合真―河合篤
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1998年浜松市生まれ。昔からの夢だった新聞記者の夢を叶えるために、2023年に入社した。同年からスポーツと警察を担当。最近は高校野球で泥だらけの球児を追いかけている。雨森たきびさん(作家)や佐野妙さん(漫画家)らを取り上げた「東三河のサブカルチャー」の連載を企画した。読者の皆さんがあっと驚くような記事を書けるように日々奮闘している。趣味はプロ野球観戦で大の中日ファン。
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