豊橋市民文化会館ホールリニューアル記念特別展 大野俊治の世界 13日から

2026/03/13 00:00(公開)
作品を紹介する大野さん=豊橋市民文化会館で
作品を紹介する大野さん=豊橋市民文化会館で

 13日にリニューアルオープンする豊橋市民文化会館で、ホールリニューアルオープン記念の特別展「大野俊治の世界1985-2023~人か佛か妖怪か?」が同日から22日まで開かれる。市内在住で从(ひとひと)会代表の大野俊治さんによる個展。市文化・スポーツ部文化課と豊橋文化振興財団の主催。

 

 1952年、豊橋市生まれで、元市美術博物館学芸員。現在は碧南市藤井達吉現代美術館の特任学芸員などを務め、自身の制作発表にも打ち込む。2014年から23年まで豊橋市民文化会館長を務めていたほか、文化振興財団の事務局長なども歴任した縁でこけら落としの特別展が実現した。

 

 今展では1985年以降の平面、立体作品から厳選した100点を年代順に並べた。膠彩(こうさい)画、墨画、アクリル画、ドローイング、オブジェと多彩だ。

 

 主要テーマは人霊、神仏、魍魎(もうりょう)など。小泉八雲のオマージュ作品、「ハラノムシ」を拡大解釈したシリーズ作品、身近な人たちをユーモラスに描いた「おおきなおじさん」シリーズ、中国の老灰紙を使って描いた「麒麟(きりん)」「鳳凰」といった空想の動物、木口木版をイメージし古い消しゴムに彫って押した神仏40体、新型コロナウイルス禍がテーマの4枚組「CLUSTER」、紙粘土で作った神仏などが並ぶ。豊橋公園で拾った木の枝に銅線などを巻いて作った人型オブジェは、東日本大震災被災者への鎮魂を込めた手話を表現している。100作目は現在描きためている「自画像」だ。

 

 人間観察が好きで、人の強さや弱さを皮肉を込め、デフォルメして表現する。現実世界と異世界を交錯させた、禍々しさや愛らしさが同居する独特の世界が堪能できる。

 

 午前10時から午後5時。20日午後2時からはアーティストトークもある。「人間を皮肉やギャグを込めて描いた。見てにんまりして」と大野さんは呼び掛けている。

多彩な作品が並ぶ
多彩な作品が並ぶ
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田中博子

 愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。

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