「豊橋紅葉かるた会」の女子高校生が「小倉百人一首競技かるた 第48回全国高校選手権」個人戦に出場

2026/06/09 00:00(公開)
成田栞さん㊧と大蔵千尋さん=南部生涯学習センターで
成田栞さん㊧と大蔵千尋さん=南部生涯学習センターで

 「豊橋紅葉かるた会」の女子高校生3人が、「小倉百人一首競技かるた 第48回全国高校選手権」(7月19~20日、大津市)の個人戦に出場する。東三河の高校には「かるた部」がないというハンデキャップの中、全国の強豪選手を倒そうと練習に励んでいる。

 

 紅葉かるた会を運営する成田倫子さんによると、現在の会員は28人。3年前に本紙が取材した時は10人だった。漫画「ちはやふる」を読んで入会した子が多かった。

 

 練習は月1回程度で、午前9時から午後1時まで。札を並べ、勝敗が決するまで1時間半の長丁場だ。競技かるたは、100枚の取り札から各自が25枚を選んで自陣に並べ一対一で競う。読手が読む短歌の上の句を聞いて札を取り、相手陣の札を取った場合は自陣の札を1枚送る。最終的に自陣の札を先になくした選手の勝ちとなる。

 

 7日、会場の市南部生涯学習センターの練習を取材した。この日は22人の子どもたちが集まっており、真剣な表情で対戦していた。

 

 選手権に出場するのは大蔵千尋さん(豊丘3年)と、成田栞さん(時習館2年)と、松岡ふらのさん(浜松学芸2年)だ。松岡さんはB級、大蔵さんと成田さんはC級に出場する。

 

 この日、練習に来ていた大蔵さんは「最後の夏なので、精いっぱい頑張りたい」と話した。成田さんは「自分の力を出し切りたい」と語った。

 

 成田倫子さんによると、選手権は同じ段位の者同士がトーナメント形式で対戦する。このため、得意とする札の有無などの運に左右されることもあるという。倫子さんは「3人とも後輩の指導をしながら、自身の技に磨きをかける努力を積み重ねている。これからも、こども一人ひとりの成長を応援する会でありたいです」と話した。

一斉に札に手を伸ばす子どもたち
一斉に札に手を伸ばす子どもたち
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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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