豊橋市の私立藤ノ花女子高校普通科2年生62人が10日、「十二単(ひとえ)講座」を受講した。
古典探求の特別授業。生徒に古典や日本史への関心を高め、襲(かさね)色目の工夫などを知って日本人古来の感性の豊かさに触れる狙い。今年で27回目。
青山昌俊校長が「普段はできない貴重な体験。集中してこの機会を味わって。平安時代の衣装である十二単を通し、日本の華麗な着物文化への理解を深めてほしい」などと述べた。今年も「小林豊子きもの学院」の川崎豊鶴さんら4人が講師を務めた。
川崎さんが十二単の解説をした後、生徒をモデルに着付けを実演した。「お方様」役の藤本寧々さんにもえぎ色の単、濃淡の桃色の五衣(いつつぎぬ)を三枚、光沢ある緋色(ひいろ)の打衣、サーモンピンクの表着(うわぎ)、だいだい色にチョウの刺しゅうが施された唐衣などの装束を襟元や袖、裾が美しく見えるよう、1本のひもを巧みに使って順に重ね着せた。
平安女性姿になった藤本さんは「着物も頭も思ったより重く、着物を踏みながら歩くのも大変だった。普段着ることができないので体験してよかった」などと感想を述べた。川崎さんは「皆さん喜んでしっかり勉強してくれている。伝統文化に一層興味を持ってもらいたい」と話した。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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