豊橋市東雲町の「ギャラリー亜鳥絵」は28日から、収蔵写真集を一堂に並べた「亜鳥絵文庫展」を開く。開廊42年目を迎える同ギャラリー初の取り組み。6月12日まで。
ギャラリー代表の田中ヒロフミさんが、写真文化の向上を目指して40年以上にわたり収集したり、寄贈を受けたりした蔵書は約800冊にのぼる。今展ではその中から国内写真家による300冊を厳選して展示する。
田中さん自身が影響を受けた土門拳氏や入江泰吉氏をはじめ、木村伊兵衛氏、前田真三氏、篠山紀信氏ら日本を代表する最高峰の写真家たちの秀作を一挙公開する。竹内敏信氏の「櫻」や、豊橋ゆかりの巨匠、東松照明氏の「時の島々」、小学館の「名作写真館」シリーズや岩波書店の「日本の写真家」全40巻などの圧巻のコレクションが並ぶ。三好和義氏の「日本の世界遺産」から篠山氏の山口百恵写真集「百恵」、中井精也氏の「ゆる鉄絶景100」など、入手困難な名著を含め昭和から令和までの多彩なジャンルがずらり。来場者は珠玉の写真集や図録を自由に閲覧できる。
このほか、田中さんを含め八木祥光、水越武、いがりまさし、山本宏務といった東三河ゆかりの写真家各氏の貴重な作品集も網羅。地域に息づく写真文化の豊かな系譜にも深く触れられる。壁面には入江泰吉、竹内敏信、前田真三の3氏の額装写真も掲げられ、巨匠の切り取った世界が存分に堪能できる。
田中さんは「期間限定の特別な試み。これだけの質とボリュームの写真集を一度に閲覧できる機会はめったにないので、ぜひ多くの人に足を運んで楽しんでほしい。自分に合う本に出合えるか楽しみにして」と話している。入場料500円(文庫への協力金)で2時間鑑賞できる。午前9時半~午後5時(最終日は午後4時半まで)。月曜休廊。
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愛知県豊橋市生まれ。大学卒業後、校閲記者として入社。1年後に報道記者に転身した。2020年から報道部長。芸術、福祉、経済・奉仕団体などを担当する。趣味は、かなりジャンルに偏りのある読書と音楽鑑賞。思考のそっくりな一人娘と趣味を共有している。
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