一般社団法人「ノーコード推進協会」は24日、ノーコードツールを活用して社会やビジネスの課題を解決した事例を表彰する「第4回日本ノーコード大賞」の受賞結果を発表した。自治体部門の大賞に設楽町が選出された。全国からの多数の応募の中、戦略性や成果などが高く評価された。
設楽町では、町が所有する町道や農道、林道、公営住宅、河川といった「公的ストック」の維持管理業務の見直しが課題となっていた。職員の離職に伴う人手不足に直面する一方で、管理対象となる公的ストックは大きく減少しておらず、業務の効率化が急務だった。
この課題を解決するため、町は従来のエクセルによるデータ管理から脱却し、サイボウズ社の「Kintone」を用いた独自開発アプリへの移行に踏み切った。さらに、現場でのデータ入力作業を簡潔にするため、アステリア社のモバイルアプリ開発ノーコードツール「Platio」を導入した。加えて、「Kintone」と「Platio」間のデータ連携には、ノーコード型データ連携ツール「ASTERIA Warp」を採用し、専門的なプログラミング知識を必要としないノーコードによるDX(デジタルトランスフォーメーション)を達成した。
一連のシステムの導入と運用の結果、設楽町では一つの管理業務につき平均50分の時間短縮を実現した。この画期的な業務改善が評価され、今回の自治体部門大賞の受賞へとつながった。
自治体部門の優秀賞には福岡県直方市が選ばれた。また、一般企業部門では稲沢市の「三共電機」が大賞を受賞したほか、優秀賞に「GMOインターネット」「石井食品」、特別賞に「湘南鎌倉総合病院」「西日本旅客鉄道」がそれぞれ選出された。
昨年の「第3回日本ノーコード大賞」で自治体部門の大賞に輝いたのは北海道函館市だった。テーマは「LINEを活用した行政サービスのオンライン化・子育て支援DX」だった。
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1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。
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