愛知淑徳大学生が豊橋で外国人就労者と交流

2025/12/07 00:00(公開)
ベトナム流の乾杯=ガイア国際交流教育研究所で

 名古屋市の愛知淑徳大学の学生らが6日、豊橋市小向町の「ガイア国際交流教育研究所」で外国人就労者との交流イベント「Eat&Meet!! 多文化交流キッチン」を楽しんだ。学生15人と外国人26人が参加し、多国籍料理作りを通じて交流を深めた。

 

 大学の「ダイバーシティ共生センター」が主催。ガイアが協力した。学生たちに、日本社会で必要とされる外国人材と、不法滞在などの問題を抱える外国人の違いを正しく認識してもらい、多文化共生への理解を深めてもらおうと企画された。

 

 共生センターで日本語教育の専門家として活躍し、豊橋市の多文化共生施策にも有識者として関わる鈴木崇夫教授の指導を受ける学生たち。鈴木教授はガイアの楠田祐里代表理事を授業に招いたことが縁で、今回の交流が実現した。

 

 外国人就労者の国籍はスリランカ、インドネシア、ミャンマー、ベトナム。来日して1週間という人もいた。6班に分かれ、参加者は「やさしい日本語」を使ってコミュニケーションを取った。簡単に自己紹介したほか、出されたお茶でベトナム流の乾杯で盛り上がるグループもあった。

 

一緒に多国籍料理を作る

 

 その後、多国籍料理づくりに挑戦。ガイアのスタッフの指導で、ベトナム、インドネシア料理と和食を作った。

 

 バインチョイはベトナムのもち米粉で作る団子。ピサンチョクラットはインドネシアのスイーツで、バナナとチョコレートをライスペーパーで包んで揚げる。学生や外国籍の参加者たちは、楽しそうに話しながら調理し、舌鼓を打っていた。

 

 鈴木教授は「学生は交流を通じて、同じぐらいの年齢の外国人が日本で一生懸命働いていることを感じてほしい。言葉や文化を超えて、友達になれるということを体験してほしい」と話した。楠田代表理事は「若い頃の体験は一生のものになる。真面目な外国人労働者との交流は今後の糧になる」と述べた。

ピサンチョクラット作りに挑戦
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山田一晶

1967年三重県生まれ。名古屋大学卒業後、毎日新聞社入社。編集デスク、学生新聞編集長を経て2020年退社。同年東愛知新聞入社、こよなく猫を愛し、地域猫活動の普及のための記事を数多く手掛ける。他に先の大戦に詳しい。遠距離通勤中。

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